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仕事をするということ ⑱ 波

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 『波をとらえる』で、終わった前回です。だいぶ、説教臭くなってきました。もうしばらくの辛抱です。

 『波をとらえる』という言葉で、連想されることがあります。サーフィンです。2020年に開催される予定の東京オリンピックの正式種目です。残念ながら私は、サーフィン未経験者です。ですので、これから書くことは、すべてが聞き書き、読み書きです。もし、サーフィンの経験者の方がいらしたら、これから述べるサーフィンの部分で、間違いがあったら、教えてください。

 サーフィンというのは、日本語では『波乗り』と訳されています。ただ、実際のサーフィンの映像を見ていると、波乗りというよりは、波落ち、波滑り、時には、波くぐりといった印象です。乗るという言葉からは、波のトップで、バランスを取りながら揺れている映像が思い浮かんできます。でも、実際のサーフィンは、波のトップに居座るのではなく、波の谷間に向かって滑り落ちているのです。そもそも、『波に乗る』のも、波のトップではなく、トップが来る前の部分です。トップで乗ろうとしても、トップにいられるのは、ほんの一瞬で、それは、直ぐに行き過ぎてしまいます。そして、取り残された自分は、去っていく『波』の後ろ姿を眺めながら、波の谷間に落ちてしまいます。

 別に、サーフィンになぞらえるわけではありませんが、波に乗るには、波のトップ、つまり、絶頂期にまで上り詰めてはいけないということです。『波』の押し上げられる自分を感じたら、もう、自分では、『波』の谷間に向かって、落ちていかなければいけないということです。「いいぞ、いいぞ、上り調子だぞ。」と気持ちよく波に漂っていると、確かに、波の頂点に上り詰めますが、頂点にいられるのは、ほんのわずかな時間で、直ぐに、波は通り過ぎ、取り残された自分は、『波』の谷間に、置いて行かれてしまいます。

 前回は、『波』の谷間、つまり、『お先真っ暗のドツボ』状態に何をすべきかを書きましたが、今回は、逆の境遇『波の頂点、絶頂期』状態に何をなすべきかです。もうしわけありません。ここでも、相当、説教臭くなってきましたが、先人たちの一言を少し、紹介します。

 「勝って兜の緒を締めろ。」「油断大敵」、少し長くなりますが「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、聖者必衰の理をあらわす、おごれる人も久しからず、ただ春の世の夢のごとし。」などなどです。また、よく言われるのは、「チャンスに後ろ髪は無い。あるのは、前髪だけだ。」です。つまり、自分の今がいいからと胡坐をかいてはいけない。威張り散らしてもいけない。また、いつでも、波の乗ることができるように、それも良い波に乗ることができるように、波が来てからではなく、日ごろから力をつけておくことが必要だということだと思います。

 『波』、自分ではコントロールできないいろいろな『波』があり、それらの重なりで、自分の今も大きく変わります。でも、それでも、『波』をうまく使って、緑に覆われた陸に向かって、勢いよく滑っていきたいと思います。

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