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障がい者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例⑤

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障害者雇用をする企業の担当者が困る場面とその対策

 発達障害は、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害です。発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手です。また、その行動や態度は「自分勝手」とか「変わった人」「困った人」と誤解され、敬遠されることも少なくありません。これらは脳の機能の障害によるもので親のしつけや教育の問題ではありません。ここでは、職場での『苦手』とする部分を本人と周囲の人たちがどう補っていけばよいかを事例を挙げて紹介していきます。

※政府広報オンラインHP「発達障害ってなんだろう」より一部抜粋

 

~勤務中~ 上司や同僚の話が理解できない。

~ADHD(注意欠陥多動性障害)~

勤務中に上司Aさんが新しい仕事について、部下の障害者のBさんに口頭で指示を行ったところ、「はい、わかりました」と返事があったので、仕事をお願いしたところ、指示とは関係のない仕事を始めてしまいました。注意をしても黙ってしまうだけでAさんはどうしたら良いのか困ってしまっています。

 

Aさんの思い・・・他の人は同じように指示を出せば理解出来るのになぜBさんは出来ないの?
通常の会話では特に理解できていない様子は見られないのに、

仕事になると指示が理解できないのは仕事に集中していないからじゃないのか。

 

Bさんの思い・・・自分でも気にはしているのだけれど、新しい仕事で、新しい仕事の単語が出てくると、日本語なのにまるで理解できなくなってしまいます。何回も聞き返すと嫌な顔をされてしまうのではないかと、つい、「分かりました」と言ってしまいます。

 

※※原因は脳のワーキングメモリ不足※※

 

パソコンに例えると、メモリ不足のようなもので、情報を処理するための脳の作業領域が足りていないので、処理の欠落などが発生してしまいます。

ですので、Bさんにとってみると、「目が見えない人に、見えないのは集中していないからだ」と言っているのと同じことなのです。

 

Aさんから見た解決方法・・・簡潔な文書での作業指示や、指示をフローチャートにして時系列に沿った手順を伝えるなどすると、Bさんが混乱せずに理解しやすくなります。

 

Bさんから見た対応方法・・・まずは、本人が障害に対して理解することが大切になります。
ICレコーダーやスマホのレコーダーで、会話やミーティングの内容を録音して何度も聞き返したり、文書に起こし、可視化することにより、理解できるようにする。

 

会社からの配慮方法・・・発達障害がある人の中には抽象的な内容や状況だったり、新しい単語を理解するのが困難な人がいますので、具体化や可視化するのに有効な電子ホワイトボードの様な機材を導入するのも、AさんとBさんの指示のやり取りやコミュニケーションをスムーズに行う上で有効です。

 


他の対応例が知りたい方は、以下をご参照ください。

障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例① ~出勤~TPOを踏まえた服装での出勤が出来ない はこちら

障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例② ~出勤~満員電車に乗るのが苦痛 はこちら

障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例③ ~勤務中~やるべきことを忘れてしまう はこちら

障害者雇用をこれから進める企業の方へ 発達障害の方への対応例④ ~勤務中~ 気が散って集中できない はこちら



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