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高齢になると早寝早起きになるのは生物学的因果関係のなせるわざ

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概日リズム睡眠障害 ~睡眠相前進症候群~


前回のコラムでは、若年層に多い睡眠障害についてお話しましたが、今回は前回と同じく概日リズム睡眠障害のを取り上げますが、今回は眠相前進症候群についてお話します。


みなさんの祖父母の方など、身近なご高齢の方をイメージしていただけると分かりやすいかと思いますが、“ご高齢の方は早寝早起き”という印象をもたれている読者のみなさんも少なくないのではないでしょうか。
実は、このご高齢の方が早寝早起きという傾向は、単なる偶然ではなく、生理学的に合理的に説明できるのです。

では、具体的に、「ご高齢の方」と「早寝早起き」には、どのような生物学的因果関係があるのかと言いますと、高齢になると日中活動量が減り、身体的な疲労も少なくなることで、必要な睡眠時間が減ります。
加えて、夕食時間や就寝時間が早まるなど、若者とは正反対に生活リズムが前倒しになりがちです。そうなると、体内リズムが前にズレてしまい、早く眠くなって、就寝時間も早くなり、結果として早期覚醒が起こりやすいという概日リズム睡眠障害の一種である「睡眠相前進症候群」になってしまいます。


予防及び改善の策としましては、若者がなりなちな睡眠相後退症候群の場合同様、生活にメリハリをつけるために、安易な昼寝はしないということが挙げられます。その上で、生活リズムが前倒しにならないように意識することも大切です。


日頃より睡眠で困り感のある方のお話を聞いている本コラム著者の経験からポイントを述べさせていただきますと、“日中活動量を保つこと”が重要です。日中にほどよい身体的な負荷(=疲れ)がかけられていると、その疲れを回復させようと必然的に睡眠作用が働きます。しかし、そのような機会がなければ、睡眠相が後退したり、前進したりといった概日リズム睡眠障害が引き起こされてしまう可能性は少なくありません。


本コラム読者のみなさんは、日中活動量が保たれていますか?お心当たりのある方は、ウォーキングやジョギング、官民施設でのスイミングなど、この機会に始めてみるのもよいかもしれませんね。


 


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