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社長のひとりごと:「共に働いて」④ 「働くよろこび」を学ぶ

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「働くよろこび」を学ぶ

長野県松本市で就労移行事業を運営して、半年が過ぎようとしていた頃のことだ。

4月に3名の高校新卒者が利用することになった。

その初々しさに、あらためて事業に対する責任の重さを胸に刻んだ。



さて、就職に向けて訓練が始まり、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)など、生活のリズムや、働くための基礎を準備していく。

その過程で、まてよ、「問いが立つ」支援者として、ある一定のサポートは出来る態勢は整えたが、働くための支援スキルを、私たちは、何と比べてどれくらいのものを用意しているか、基準がないことに疑問を覚えた。

また、一般の企業に勤めたことのないスタッフもいる中、実際の働く現場を把握して、どれだけものを伝えられるか・・・・

もし、その不安が多かれ少なかれ当たっているとすれば、大切なことを落としていることになると不安を感じた。



講義の内容などカリキュラムのレベルを上げるためにはどうしたら良いか考えた末、私の中によぎったものは、「カリスマ教師」と書かれた塾のフレーズだ。

「行けるかも」と、心の中でにんまりしたことを覚えている。

それでは、一流の講師団を揃えることを目標としようと決め、真っ先に、近隣の大学の先生にお声をかけ、快く承諾を頂いた。



これをきっかけに、ある意味、講師の先生を口説いて回った。

パソコン専門の先生、ペン習字の先生、英語の先生、障害特性に応じた支援センターの方々。

及ばずながら、小生も「働くおじさん」として、参加している。

このように、知っている人に、片っ端から事業の意義や役割を訴え現在に至っている。

訓練カリキュラム+愛情を注いで頂いている先生方には、心から感謝している。





さて、3名の新卒者はどうなったかというと、2名はグループ会社(小生が社長を務めている)、1名は大手の特例子会社に、めでたく就職が決まった。もちろん彼らは現在も活躍している。



ここで彼らとの就労までのエピソードを話しておきたい。

前回も話したが、日報をやり取りすることで、どのようなことを思い感じているか、本音を知りたかった。

そこには、働けることのへの感謝と、うまく出来なかったことへの反省の言葉が、毎日綴られていた。



一節を紹介すると、「今日も働く事が出来て、有難うございます。明日も頑張ります。」来る日も来る日も、この日報を読み続けた。

今更ながら30年以上働いてきて、このように思ったことはあっただろうか。

「働ける」って素晴らしい、当たり前とか偶然ではなく、いろんな方々に支えられ、いろんな相関関係で成り立っていると、また、教えられた。

こちらこそ、いつも会社を支えてくれて、ありがとう。これからも宜しく。





終わりに、私どもの会社も時あるごとに飲み会がある。

新卒の1人は、未成年という事もあり、家族の方が同伴していたことをつい昨日のように思い出す。

今では20歳を過ぎ、フォークリフトの免許も取得して、立派に社会人として活躍している。

その飲み会で、彼が、私のそばに来て「社長、僕はずっとこの会社にいます」と、ぽつんと言った。



酒も入っているのだから泣かせないで。本当にありがとう。




「雇用先が考えていること」に続く




◇これまでの社長のひとりごとのバックナンバーはこちら◇
社長のひとりごと:「共に働いて」① 出会い&気づき編
社長のひとりごと:「共に働いて」② 気づき「悪戦苦闘」
社長のひとりごと:「共に働いて」③ 就労移行支援事業を知る


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